体の衰え･･･

　
ここ2か月ほど、在宅ワーク的なものをしていますが、それまでは、体をそこそこ動かす販売業をしていました。

販売業といっても色々とありますが、私の場合は八百屋さんです。
当日仕入れた野菜や果物を開店前前に陳列することから始まります。
私の場合は、○○丹とか高〇屋みたいな、お高級店のオシャレな少量陳列ではなく、「積んでナンボや～～！」みたいな
大量陳列を得意とするディスカウント型です。
品物をたくさん積むために、荷物をたくさん運びます。
野菜や果物って、ひと箱当たりの重さってどのぐらいあるでしょう。
品物によっても変わりますが、大体5ｋｇ～１0ｋｇぐらいになります。
これを何十箱と動かしますから、それなりに筋肉を使う現場系の仕事になります。

さて、そんな肉体系の仕事から一転、机の前で作業する時間を過ごしている中、知人から連絡を頂きました。
その内容とは、一日だけ八百屋さんの仕事を手伝ってくれとのこと。
　
即答でOK! しました。
と言うより、躊躇する理由がありません。
八百屋さんのお仕事はそれなりにながくやっていましたし、体を動かすことにも慣れていました。
家族からは、２ヵ月のブランクを心配もされましたが、私としては「たかが２か月っしょ」的な感覚でしかありません。
俗っぽい言い方をするならば、「ま、余裕だし！」そんな程度でしか思っていなかったのです。

そして当日を迎え、思いもよらない事態に見舞われます。

知人からは、いつもの感じで頼むと言われ、私もそのつもりでいます。お互いに「素人さんじゃないんだから」感が満載です。
さぁ、これまで散々やってきた商品の陳列です。作業にかかって間もなく、

体が思い通りに動かん…

私の頭の中でのイメージと体の動きがちっともリンクしていません。
正直最悪な状況です。
しかし！私にもプライドというものがあります。そこそこやってきた自負もあります。
何食わぬ顔をしつつ、淡々と作業をこなします。
時折知人が、ブランクを心配？し、声をかけてくれますが、私としては、何があっても弱音を吐くわけにはいきません。
今の私にできる精一杯の笑顔で

余裕っしょ！

私の表情には、いっぱいいっぱい感があふれていたのでしょうか。知人がそっと、お茶をごちそうしてくれました。

手伝いの時間も終わりを迎え、知人に挨拶をし、帰宅します。

なんだか久々に、思いっきり体を動かしてちょっとした爽快感を感じました。
中学生の時に頑張って取り組んだマラソン大会。全力で走り切った後の、あの感じに近いものをアラフィフになった私がそれを感じていました。

そして数時間後、当日できなかったデスクワークに取り組もうかと思うも、何やら体が重く感じます。

「今日は肉体労働したからデスクはお休みしよっかな」←完全な逃げの言い訳ですね。

ってわかってはいても、どうにもデスクに向かう気になれません。
あきらめて今夜は早寝をすることに。

そして翌朝・・・・

体が痛い！！

体のあちこちが筋肉痛です。
この痛みを感じた時に、皆が心配してくれた「２か月のブランク」を実感することになるのでした。