退職された方へ。基本手当の受け方
最近のネット広告で、随分と転職サイトが見受けられる気がします。
コロナ禍で、職場環境もなんとなくギスギスして、働きづらくなっているのかもしれません
かくいう私も、しばらく前に会社を辞め、転職を果たした人です。
さて、仕事を辞めたらまずは失業保険(本当は基本手当と言います。)をもらうこと
を考えるでしょう。
基本手当をもらうための、仕組みと注意点をまとめてみました。
きちんと就活しよう!
基本手当を受給するためには、求職活動をしなくてはいけません。
それは、雇用保険法にこのように定められているからです。
求職者給付の支給を受ける者は、必要に応じ職業能力の開発及び向上を
図りつつ、誠実かつ熱心に求職活動を行うことにより、職業に就くように
努めなければならない。(雇用保険法10条の2より)
この求職活動は、必須です。
退職理由によっては、すぐに支給される方や、2か月先にようやく受給
出来る方と様々ですが、基本手当を受給し続ける以上は、求職活動は
避けては通れません。
求職活動になるもの。ならないものについては、こちらの記事でわかりやすく解説しています。
maru-piti.hatenablog.com
仕事をしたら、報告しよう!
内容の如何に関わらず、働いたときには申告をしなくてはいけません。
最近は、再就職について一日体験入社を取り入れている企業も増えている
ようですが、一日体験についても、労働したと申告する必要があります。
ハローワークで、失業認定申告書をもらいますので、そこに申告をしていく
ようになります。
ちなみに、4時間以下の軽いアルバイト程度を「自己の労働」と言い、
4時間以上の労働や、雇用保険に加入した場合などを「就職」と言います。
仮に労働の報告をせずに失業の認定を受けると、不正受給となり、受けた手当を
全額返納の上、さらに2倍の金額を納めることになります。
(いわゆる3倍返しってやつです。)
くれぐれも注意しましょう。
webでの収益の扱いは?
私も含め、ですが、アフィリエイトやwebライティングなどの副業をしている方も多いでしょう。
その辺の取り扱いはどうなのか。
結論は、「内職の手伝い」とされました。(実体験です。)
そもそも私の場合は、少額であったことと、キャリアが皆無であった為と推測します。
反面、月に数万円稼いでいる方などは、仕事をしたことになるでしょう。
いずれにしても、事実をしっかり伝えた方がよいでしょう。
あとから、色々言われるのも嫌ですし。
まとめ
今回は、基本手当を受給する際の注意事項をまとめました。
一番気を付けたいのは、うっかりミスです。
故意的に不正をする人は、ごく少数でしょう。
しかし、知らず知らずのうちに・・・てこともあり得ます。
ハローワークの職員さんも役人ではあるので、法律通りに行動します。
「ま、いいか!サービスサービス!!」なんてことはありません。
しっかりと知識をもって、正しく受給しましょう。